ゆし豆腐

捨てないで!ブエノチキンの残った骨が絶品スープに/ブエノゆし豆腐

捨てないで!ブエノチキンの残った骨が絶品スープに/ブエノゆし豆腐

こんにちは、フォトライターの舘幸子(たちさちこ)です。

ここ最近は沖縄も朝晩だいぶ涼しくなり、過ごしやすくなりました。

昼間は26度ぐらいあるのですが、最低気温は21℃ぐらい。

沖縄に住んで8年も経つと、20℃を下回ると「寒い!」と感じるようになるのだから、不思議です。昨晩はおでんをアテに日本酒を楽しみました。

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さて。

ブエノチキンを食べ終わった後に残る骨、皆様はどうしていますか?普通は捨てますよね?私も何も考えずに捨てていました…今までは。

先日ブエノチキン2代目代表のブエコさんから「残った骨、水で煮込むだけでスープができるんですよ。骨には旨味が染み込んでいるので、味付けは塩だけで。いや、塩を入れなくても十分おいしいんですけど」とお聞きして、私も早速試してみることに。

でも、内心では半信半疑でした(ごめんなさい、ブエコさん)。だって、骨ですよ。使い道を考えたことはなく、当たり前のように捨てていた部位なのです。

作り方はとても簡単。食べた後に残ったブエノチキンの骨(鶏ガラ)1羽分を水1000cc〜1200cc(半羽の場合は500cc〜600cc)で煮込むだけで、煮込み時間は20分ぐらい。

沸騰したら弱火にしてコトコト煮込んでいくと完成です。ネギの青い部分や生姜を一緒に煮込んでも良さそうですね。

このスープ、正真正銘 “Born Broth(ボーンブロス)” ですね。ボーンブロスはその名の通り骨からとったスープのこと。骨を煮込むことでゼラチン、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が溶け出すため“飲む美容液”として近年ニューヨークで話題になっているのですが、実は最近できた新しいスープではなく、その歴史は40万年前の旧石器時代にさかのぼります。その時代は牛や鶏、魚などの骨を煮出してスープを作っていたのだそうで(味付けはしていなかったそうですが)「貴重な栄養源」だったと言われています。

ブエノチキンの旨味が凝縮したスープは黄金色で美し〜い!ひとつまみ塩を加えるだけで立派なチキンスープが出来上がるのだから「利用しない」なんてもったいないですよね。骨だけでこんなに濃厚なスープに仕上がるなんて…本当に驚きました。今後は無駄に捨てず、毎回スープを作りたいと思います!

出来上がったスープをシンプルに味わってみたかったので、今回はゆし豆腐と合わせてみました。ふるふるとした食感のゆし豆腐に旨味たっぷりのブエノチキンスープ。味付けはひとつまみの塩だけです。疲れた身体にやさしく染みる一杯でした。

皆様もぜひ作ってみてくださいね。

 

 

レシピ開発者

舘 幸子さん

2013年春に京都から沖縄に移住。
2015年からフォトライターとして活動を開始。
沖縄の観光スポットやグルメ情報を「沖縄CLIP」「沖楽」「porte(ポルト)」などで発信。
それ以前はフードコーディネーターとして、カフェやお菓子メーカーのメニュー開発に携わる。

 

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